ブリッジモードとは、
2台以上のルーター機器を設置した後、
それらを中継地点として活用するモードです!
ルーターを購入する際、「ブリッジモード」搭載などの記載は良く目にすると思います。
ただそもそも、ブリッジモードって何だかよく分からない、という方は多く居らっしゃると思います。
そこで今回は、ルーターに搭載されているブリッジモードとは何か?混同されがちなWi-Fiエクステンダとの違いや特徴について紹介していきます!
ブリッジモードとは?
ルーターのブリッジモードとは、ルーターがネットワークをブリッジ接続し、単なる通過点として振る舞うモードのことを指します。
つまり、ルーターがLANの通信に関与することなく、単にパケットを中継するだけになります。
これにより、既存のネットワークに新しい機器を接続することができるので、ブリッジモードは通常、モデムやルーターの機能を分離するために使用されます。
また、ブリッジモードは、既存のルーターを通じて新しいルーターにも接続し、同じネットワーク上で動作させたい場合に使用されます。
たとえば、2つの建物内を同じネットワークで接続する場合などに利用されます。
ブリッジモードでは、ルーターがDHCPサーバーとして機能することはなく、接続されたデバイスはすべて、既存のルーターのDHCPサーバーからIPアドレスを割り当てられます。
また、ルーターをブリッジモードにすると、ルーターのNAT機能やDHCP機能、ファイアウォール機能が無効になります。
これは、ルーターが単に通信の中継だけを行い、IPアドレスの割り当てやセキュリティ設定などのネットワーク管理機能を持たなくなるためです。
このため、ブリッジモードにすることで、ルーターのファイアウォール機能も無効になることになります。
ただし、ブリッジモードでも別途セキュリティ機能を有効化することができますので、セキュリティ上のリスクを避けるためにも、しっかりと設定することが必要です。
ブリッジモードとWi-Fiエクステンダの違いは?
ブリッジモードとWi-Fiエクステンダは、両方ともルーターの電波を中継することでWi-Fiの届きにくい場所でも利用可能にするための機器ですが、その違いは以下のようになります。
Wi-Fiエクステンダは、ルーターからの電波を受信し、それを再送信することで範囲を広げるため、中継機能を持っていますが、それに対してブリッジモードは、別の無線アクセスポイントやルーターと接続し、有線で接続されたネットワーク機器を無線LANで接続可能にするために使用されます。
Wi-Fiエクステンダとブリッジモードは、目的が異なるため、それぞれの機能を使い分ける必要があります。
ちなみにWi-Fiエクステンダは、ルーターからの電波を中継するため、ルーターから近くに設置する必要があります。
一方、ブリッジモードは、ルーターと同じネットワークに接続することで、中継機能を持ちますので、ルーターから離れた場所に設置することができます。
ブリッジモードでは、ルーターと同じネットワークに接続するため、更に別のルーターを接続することもできます。ただし、設定が複雑で、技術的な知識が必要となることがあります。
セキュリティ面では、Wi-Fiエクステンダ側で独自のセキュリティ設定が必要になります。
一方、ブリッジモードでは、ルーターと同じネットワークに接続するため、ルーターと同じセキュリティ設定を適用する必要があります。
総じて、ブリッジモードは、より高度な設定が必要で、ルーターと同じネットワークに接続する必要がありますが、より高度な中継機能を持ちます。
ブリッジモードはより高度な設定が必要で、ルーターと同じネットワークに接続する必要がありますが、高度な中継機能を持ちます。
一方、Wi-Fiエクステンダは、セットアップが簡単で、より手軽にWi-Fiの届きにくい場所でも利用できます。
Wi-Fiエクステンダは、手軽にルーターからの電波を中継することでWi-Fiの届きにくい場所でも利用出来る反面、機能は限定的です。
どちらが適切かは、利用目的や環境によって異なるため、目的によって選ぶようにしましょう。
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